最近よく耳にするNISAやiDECOなどから、株、FX、投資信託などまで、世の中にはさまざまな投資商品があふれています。
それでも、
「私には関係ない。貯金が一番安全!」
と思ってるあなた!
その考えは、当たっているようで当たっていません。
まずは、なぜあなたが投資を食わず嫌いしているのか、その理由を考えてみましょう。
投資はすべての貯金がなくなってしまうから怖い
はっきり言ってすべてのお金を失うことはほとんどありません。
可能性はかなり低いものです。
この不安への対策としては以下の2点があります。
ひとつの株だけではなくいろいろな株に分散して投資する
もちろん投資という性質上得したり損したりと上下することは確実にあります。
でも、例えば100万円の貯金全部を使ってある1社の株、例えばトヨタ株を買って、その後トヨタが倒産すれば、100万円すべて失います。
だから、一社の株にすべてのお金をつぎ込まなければ、この不安は解消できます。
数社の株を分散して買えば、その数社が全部倒産するということはないでしょう。
つまり、100万円を20万円ずつ5社の株を買うようにすれば、最悪1社が倒産したとしても、80万円はのこりますよね。
複数の会社・国をすべて合わせて作られた投資信託やETFなどを買うといったインデックス投資をすれば、全部のお金が無くなるという危険はありません。
あらかじめ決めておいた損失が出たら、株を売って損失を制限する
株を買う前に、「株価が下がっても最悪10万円までの損はしかたない、我慢する」と自分の中で決めましょう。
1万円でも、2万円でも、5万円、15万円、50万円でも、自分が納得できる損する額を決めておきます。
例えば、あなたはあなたの最大損失額を5万円と決めました。
100万円で株を買った後、95万円になってしまいました。
ここで株を売ってしまえば、5万円の損失です。
ちょっと残念ですが、勉強代と思うようにしましょう。
でも、言いかえれば、あなたはあなたの95万円をそれ以上の損失から守ったんです。
気を取り直して、また95万円分何か他の株を買うことができるでしょう。
だから、株を買ったらそれをゼロになるまでダラダラ待つ必要はないということです。
いくら利益を出せるかは自分でコントロールできません。
でも、損失額だけは自分でコントロールできるのです。
投資詐欺にあってすべてのお金を巻き上げられてしまうから怖い
本当に冷静に考えて、あなたが投資詐欺ファンドやエビの養殖投資とかにひっかかると思いますか?
株投資とは、ちゃんとした証券会社からちゃんとした会社の株を買うだけです。
何ひとつ詐欺要素はありませんね。
ちゃんとした証券会社とは、例えばウィキペディアで「証券会社」とサーチして、大手証券や大手ネット証券という項目に記載されている証券会社のことです。
もちろん、大手以外にもちゃんとした証券会社はあります。
投資詐欺で典型的な手口も覚えておきましょう。
- 「元本保証します」
- 「今この会社に投資すると何年後に絶対に何倍になって返ってくる」
- 「とてもいい話なので一般の人たちには公開していません」
とか言いだすようなのはいかにも怪しいです。
絶対、詐欺を疑ったほうがいいです。あなたの大切なお金を1円でも出してはだめです。
- 元本が保証されているのは、銀行の普通口座や定期預金口座だけです。
- 100%利益が絶対にでる投資は投資ではありません。
- 一般の人たちに公開しないのは、イカサマがバレるまで時間をかせげるからです。
誰も教えてくれる人がいないから投資のことは何もわからない
それはほとんどの人たちがあなたと同じです。
家族で投資を熱心にやっていた人がいるとかじゃなければ、子供のときから株に詳しいって人もいないでしょう。
もちろん、投資を教えてくれる小中高校や大学もありませんしね。
だから、今からでも投資について勉強しましょう。
お医者さんでも弁護士さんでも資格を取って働けるまでに、何年もかけて勉強し、数百数千万円の授業料を払っています。
だから、働き始めてから高額なお給料をもらっているとも言えますね。
なぜ、投資だけは無料で誰でもすぐにできると思われがちなんでしょうか?
良い本や良い専門家に、やっぱりそれなりの金額を払って、時間を費やしてはじめて、あなたに合った、あなたのための投資の知識が身に着けられるでしょう。
あと、お医者さんや弁護士さんとは違って、投資をするための国家資格に受からないといけないって決まりは、幸いにもありませんからね。
まとめ
お金との付き合いは一生ものです。
あなたの年齢がいくつでも勉強して得たお金の知識は決して無駄にはなりません。
どんな投資商品があって、あなたの損失できる許容額に見合った投資商品を自分で選べることができるようになる頃には、あなたの投資に対する不安も消えているでしょう。
そんなあなたを思いっきり誉めてあげてくださいね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
コメントを残す