お金も貯められないし、自信もない、人間関係もつまずくし、なんとなく自分自身で生きているような感覚がないと感じる時がありませんか?
こんなときは、あなたの自己肯定感が低くなっている可能性が高いです。自己肯定感を上げるには以下の方法とワークがおすすめです。
「悲しみ」や「怒り」の棚卸しをする
あなたの自己肯定感が上がっていかないように、重りとなっているものがあります。あなたが今まで生きてきた中で溜め込んできた「悲しみ」と「怒り」です。これらは主にあなたの親や保護者、学校、職場に対して感じてきた感情です。
小さい頃や学生時代、あなたの意見や尊厳は無視され、あなたはとても不当に扱われたために、あなたも気がつかないうちに、親や保護者に対する「悲しみ」と「怒り」にフタをして押し込めて隠してきました。
フタをして押し込めて隠しているためにはものすごい強い力が必要なために、あなたはその他の自分が本当にしたいことに力を注ぐことができません。
これが、自己肯定感だけでなく、あなたの生きる意欲やあなたの人生を生き生きとしたものにしようとする気力が少なくなってしまう原因です。
「悲しみ」も「怒り」も自然な感情です。フタをして隠す必要はありません。「悲しいんでもいいんだ」「怒ってもいいんだ」と自分で自分に許可してあげましょう。
ワーク1
あなたが生きてきた人生で感じた「悲しみ」と「怒り」を全部こと細かに書き出してください。「私はあのときお母さんに抱きしめて欲しかっただけだった。お母さんなんでしてくれなかったの?」、「お父さんなぜあんなに私に無関心だったの?私は本当に悲しかった」などです。
誰に見せるわけでもないので、適当な紙やノートに思うまま感じるままに手書きで書きなぐりましょう。書き終わったら誰にも見られないように捨てましょう。
必要と思うときは何度でも繰り返してください。
自分を責める心の声をストップする
たとえば仲良しの友達が失敗して落ち込んでいたとします。もちろん優しいあなたは友達に同情してなぐめたり、はげまそうとしますよね。
でもじゃあ自分が失敗したら、自分で自分に何というと思いますか?「あーあー、私ってバカなんだ」、「私って本当何やってもダメ」、「元々私が何やったってできるわけないんだ」などなど。
なぐさめる、はげますの真逆ですよね。こんなに責められたんじゃあなた自身がますますめげて自信が無くなってしまいます。
あなたがあなたの敵になってはいけません。あなた自身に対しても大好きな友達と同じように優しく接してあげましょう。
「あー、そんなこと気にしない気にしない」、「次は絶対大丈夫だよ」、「いい経験つんだじゃん」、「何が起こっても私はあなたの友達だよ」って自分に言ってはげましてあげてください。あなたはあなたの一番の親友であり、チアリーダー、応援団長なんですから。
ワーク2
あなたが自分で長所だと思うこと、あなたがあなたの好きな点を書き出してみてください。なんでもいいんです。「人に優しい」、「動物に優しい」、「字がきれい」、「マンガのことはよく知っている」など。
書き出したリストを自分の机の上、パソコンのスクリーン端、鏡の端っこなど、毎日よく見える箇所に貼って置きましょう。いつでもあなたの長所を見て忘れないようにしてください!
ありのままの自分を認めてあげる

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自己肯定感を高くするには、自分が100%ありのままのあなたでいいんだと受け入れて認める必要があります。
自分は完璧だから自己評価が高い、のではないのです。これじゃあ、もし「完璧」じゃ無くなったときに、自己肯定感がだだ下がりになってしまいますよね。
ややこしいかもしれませんが、「完璧じゃないことがすでに完璧」なんです。有名なヒット曲ではありませんが、バラはバラで完璧、チューリップはチューリップで完璧、スミレはスミレで完璧なんです。すべての花でバラだけが完璧で、その他の花はすべて欠陥品で劣ってるなんてことあるわけがないですよね。
ここでカギとなるのは、あなたがそのままのあなたを受け入れて安心していることです。他の誰かがあなたを受け入れたから、受け入れられた自分を認めるということではありません。
あなたが自分を受け入れるために、他の人や機関からの認証、合格、許可などは必要ありません。誰からも認証されず、不合格だったとしても、あなたは素晴らしくて、そのままのあなたでいてよくて、自分のことが大好きなのです。
ワーク3
「大丈夫。私は私のままで素晴らしい。私は私のままでいていいんだ」と覚えておきましょう。焦るようなこと、落ち込むようなことがあったときに、このセリフを唱えてください。
まとめ
- 「悲しみ」や「怒り」の感情を自由に出しても安全なんだということを知る。喜怒哀楽すべてを味わい表現することはあなたの権利。
- ただひたすら自分を認めて応援してあげる。自己批判は厳禁。
- ありのままの自分が完璧だということを知る。完璧主義や人との比較は無意味。
あなたは覚えてはいないでしょうが、あなたが生まれたての赤ちゃんだった頃、あなたは上記のことをすべてやっていたんです。
「泣くなんてしたら怒られる」、「またオムツにおしっこをしてしまった、恥ずかしい、なんてダメな私なんだろう」なんて考えてる赤ちゃんはいません。
すべての赤ちゃんは、ミルクをもらってオムツを替えてもらっても、自己批判することもなく、ニコニコで自信満々です。
あなたも思い出してみてください。自信満々で自己肯定感最高潮だったときのあなたを。
何か思い出して、感じてみてください。あなたの中できっと何かが変わっていくでしょう。
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